色々なものを食べる! アテモヤ編 【Part1】
今回は色々なものを食べるコーナーのPart1です!過去にはパート分けせずにワニやカエル、スズメやキーツマンゴーなどを食べてきましたが、この食べたことがないものを食べる習慣は死ぬまで続くだろうなってことでこの度シリーズ化しました。
やっぱり珍しいものを食べてみたいし、食べたら誰かに話したいんですよね。でも、そんな話ができる友達なんていないので、一人寂しく食べるよりはブログに感想を載せた方が楽しいでしょ!と思った次第です。本当にインターネットがあって助かりましたよ!
記念すべき第一回目に食べるのはこちら。

アテモヤの基本ステータスはこんな感じです。
味:めっちゃ甘い?パイナップルに似てるらしい?
旬:11月~3月
日本の産地:沖縄、鹿児島
仲間:バンレイシ(釈迦頭)、チェリモヤ、シュガーアップル、サワーソップ、ギュウシンリ
備考:チェリモヤとシュガーアップルの交配種
ステータスを一通り確認したところで、実物を見ていきましょう。
今回購入したのは沖縄県産の210g~240g級4つです。価格は全部で3,000円くらいでどれも手のひらサイズ。
外観にはバラつきがあって、トゲっぽいのもあればパテを雑に塗りたくったようなボコボコしたものもあります。こうして見ると品種でも違うし個体差もあるよって感じなのかな。色んな通販サイトを覗いても見た目にバラつきがあるからそういうものっぽい。
熟してくると一番外側の外皮や突起の先端から黒ずんでいきます。(乳首じゃなくて良かった)
観察しながら「抜けそうだな~」と触ってたら抜けちゃいました。こういうフルーツってなんか珍しくない……?
何このフルーツ感が高まる一方ですね!
さすがに中から傷みそうなので、今回はこれを食べます。
サクサクっと切って……。(早朝6時)
いざ実食タイムです!(味は想像できないけど切ってみると結構おいしそうです)

すくってみるとこんな感じ。たまに「森のアイスクリーム」って紹介のされ方をしてるけど、刺した感触はそこまでクリームっぽくはないですね。(森のアイスクリームはチェリモヤの方ではとも思うけれど)
それではいただきます。
……
……
あんまっ!!!!!
めっちゃ甘いです!マジ?こんなに甘いんですね。調味料を使わないでここまで甘いとたしかに「森のアイスクリーム」って呼びたくなるかも。完熟マンゴーより甘いし、飲食店のデザートで切った状態で提供されたら「砂糖漬けにしたのかな?」と思っちゃいそうです。混じりけのない甘さで砂糖感もあります。びっくりするくらい甘かったので糖度を調べてみたところ、アテモヤは20~25度くらいらしい。マンゴーで有名な「太陽のタマゴ」が15度くらいなんで相当甘いです。感覚的にもマンゴーより数段上にいる感じがして、一番驚くポイントはここかもしれません。
口に入れた瞬間の風味はパイナップル。どこがって聞かれると説明するのが難しいんだけど、食べてまず最初に出てきたのは「ちょっとパイナップルっぽいなー」って感想でした。
気になるお味は……パイナップル+洋ナシかな!味と言うほどはっきりとした味ではありませんが、味と風味が似てることから台湾ではパイナップル釈迦頭と呼ばれているし、この感覚は割と分かってもらえそうです。思い返してみると触ってたら抜けちゃった芯もパイナップルっぽかったですよね。
洋ナシ要素は粒々?ジャリジャリ?した食感にあります。果肉中に梨と同じ石細胞が含まれていて、これが「梨っぽいな~」と感じるようです。日本の和なしではなく洋ナシと例えているのは、柔らかさやジャリジャリの量が洋ナシに近いから。あとでもう一つ食べたときは、後味にいちごミルクキャンディみも感じました。
一方で、図鑑情報に書かれてるような酸味や香りは全然分かりませんでしたね~。台湾での呼び名を考えると酸味が当然ありそうなので、日本産は甘いって可能性があるのかも。
癖がなくてめっっっちゃ甘いフルーツでした!でも、おすすめ度は……5段階中の2点です!!

おいしいかマズいかで言ったらおいしいフルーツなんですけど、食感に癖がないのは特徴がないとも言えて、入手難易度が高い割に君じゃないとダメなんだ!って要素が少なくておすすめしにくいんですよね~。りんごが食べたい気分、パイナップルやぶどう、マンゴーが食べたい気分は分かります。アテモヤが食べたい気分ってなに?そんな気分ありゅ?といった印象です。
おいしいフルーツではあるので珍しいものに興味があったり、もう見た目だけで食べたい!、子供のころに図鑑で見て憧れだったりな人はおすすめです。旬が11月~3月なので興味があればこれから買ってみるのも良いかも?
種が多いので買うなら小さいのを複数個より大きいのを1個の方が楽しめると思います。ちなみに私が食べた個体で15粒くらい種がありました。
色々なものを食べるコーナーのPart1でした。次回もお楽しみに!