品質表示紙入り偽造抱き枕カバーを追え!

皆さん、こんにちは~こんばんは~。銀髪白髪のヴァーチャルブロガー真白くりす(@Crystalwreath)だよ!
まさかの続編です。前回「品質表示紙入りの偽造抱き枕カバーが出た」と話題にして、中古市場はもう終わりか~となりかけましたが、さらに進展があったのでご報告です。今回は吉報になるかも?

ずばり……

個人で偽造してない?

って説が浮上しました。
きっかけは記事掲載後に届いたDMです。偽物を買ってしまった他の方から写真をいただきました。
写真は①その方がヤフオクで購入してしまった偽造品と②メルカリに出品されている偽造品、③正規品を比較したものになります。偽物は瞳のハイライトが違う位置にあります。

ヤフオクの偽造品には「2wayトリコットの品質表示紙」が入っていたとのこと。そして、メルカリの偽造品には「しろもうふの品質表示紙」が入っています。どちらの偽造品もハイライトの位置が同じなので、同一の偽造品である可能性があります。

真白くりす

そうなんだ~、なるほど……?

これ、2wayトリコット表示の偽造品を買って、作った品質表示紙を再梱包して売ってない?

2wayトリコットの偽造品ってこういう状態なんですよね。ですので、確実にどこかで再梱包がされています。

誰が再梱包してるのかも気になったので、さらにもう少し調べてみます。

真白くりす

仮に業者が再梱包しているのであれば、流通量が増えるから複数人が紙入りの偽造品を取り扱っているはずだよね~

ということで紙入りの偽造品を販売している人がどれくらいいるのかを調べてみます。具体的には、紙入り偽造品販売者が出品している抱き枕カバー6枚をメルカリ・ヤフオクで検索して、この人以外に紙入り偽造品の販売者がいるかを確認します。

~30分後~

結果、品質表示紙入りの偽造品は一人だけが販売していました。
実は、前回のke-taさんのこいしちゃん(偽造品)と今回の玉之けだまさんのティファニー(偽造品)同一出品者の商品です。つまり出品者名を公開していない中で、「品質表示紙入りの偽造品がありました!」と二人の方が別々の抱き枕カバーで同じ出品者を見つけてきたという状況です。

以上のことから、品質表示紙入りの偽造品は個人が作っている可能性があり、流通量が少ないのでメルカリやヤフオクが使えなくなるほどの影響はないのではないかという結論に至りました。

真白くりす

個人間取引を使う場合は、偽造品を売ってる人を片っ端からブロックするのがいいかもね~

まとめ
・品質表示紙入りの偽造品は個人が作っている可能性がある
・そのため、偽造品質表示紙入りの偽造品はほとんど出回っていない
・生地自体は2wayトリコットの偽造品
・適正価格で出品されている
・再梱包の可能性が出てきたので、品質表示は本物でカバーだけ偽物というパターンも考えられます。

対策
・偽造品出品者をブロックする
・品質表示紙の形や印刷精度を見る(見比べる)
・イラストレーターさんが載せているサンプルや正規品とイラストを見比べる
・生地の質感を見る
・ファスナーを確認する

そんな感じで品質表示紙入りの偽造品抱き枕カバーの続報でした!ご協力いただいた方も本当にありがとうございます。
それではまた次回の投稿でお会いしましょう!👋


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コメント

コメント一覧 (12件)

  • よく見ると、偽造ティファニーの額辺りに横方向に痕が入ってますね。2wayトリコット偽造品の折り畳みラインの位置と重なるように見えます。再梱包してるのが濃厚かも知れないですね。
    ただ、これらの品質表示紙の偽造は商標権侵害ですよね。
    >商標権を侵害した者は10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金に処するとされているので、商標権を侵害されたときには刑事責任の追及も視野に入れることができます(商標法第78条)。 また、懲役と罰金を併科(両方を科すこと)することができます。
    とあるので、生地のメーカーさんが動いてくれれば刑事罰もあり得そうに思います。

    • コメントありがとうございます。
      今回のような場合だと法律的にはいくつかのアプローチがありますが、販売者が不正行為を認識していたことを示す証拠が必要になるので中々難しいのかなぁと思います。
      例えば、現段階では確実にその人が品質表示を複製しているとは言えないので、「○○で購入したが自分も正規品だと思って購入していた」といった主張をされると罪に問われない可能性もあるんですよね。
      とりあえずは偽物を売ってる人をブロックして、丁寧に真贋判定をしていくのが良さそうではあります。

      (今のところ数は少ないけど、やりすぎたらさすがに対応されそうな気もします)

  • 闇バイトよりよっぽど楽に稼げそうだし大規模業者が畳み方とYKKファスナーも揃えたらもうわからんな
    発色とか写真の光あて具合だとわからなくなるし

    • コメントありがとうございます。今回の件に関しては規模が小さいので安心してよさそうですが、規模が大きいと色々と面倒ですよね~。
      フリマアプリが一般的になったとはいえ、すり替えのような手口もありえますし、高い商品だからこそ今一度リスクを意識したいですね。

    • コメントありがとうございます。
      正直びっくりしましたね!品質表示もそうですし、値段も適正価格で置いてるんで騙す気満々って感じです。

  • もうこれやられたらあとは 出品者の評価数や履歴を見て吟味するしかないね😥

    • コメントありがとうございます。
      各システムにそこまで詳しいわけではありませんが、今回のはメルカリにあったんですよね。
      なので、偽物だと気づいて返金になれば取引無効で評価が付かず、悪い評価を付けるには返金対応が受けられないという状態で評価があまり参考にならない状態になっています。
      最近はアニメやVtuberを通して抱き枕ライトユーザーが増えて気づかずに「良い評価」をしてるというのもあるかもしれません。

      (でも今回のは実質的にすり替えみたいなもので対策が難しいですから、中古市場のリスクを改めて認識する必要があるように思います)

  • メルカリで見かけたとき品質表示はあるが写真を見て違和感を感じてたんですけどやっぱり偽物だったんですね。
    Yahoo!フリマにも同じ画像で出品されている方がいましたので同一人物かもしれません
    評価を見た感じ代理購入業者が多いので海外の方が多く騙されてそうですね

    • コメントありがとうございます。
      実は今回ご相談いただいた方からヤフーフリマの方でも「同一人物かも?」とご連絡をいただいていたので、複数の方がそう感じているのなら同一人物として見てよいかと思います。
      海外の方もちょいちょい読んでるので、こうした注意喚起が届くことを祈るばかりです。

  • よくこんな細かい事やってるなー
    個人間取引は使わないけど、よく知らない人を騙してるんですかね

    • コメントありがとうございます。
      出品者の意図は分かりませんが、結果だけを見ると「偽物の抱き枕カバーがあることを知ってる人」が買ってしまっています。
      メルカリは海外向けの代理購入サービスも参入しているので、海外の人を狙ってる可能性もあると思います。代理購入の場合、評価は日本支部で受け取った代行が付けますから悪い評価にはならないんですよね。

      それに知識がない人を騙すのであればイラストだけコピーした2wayトリコットでも十分です。品質表示紙が真贋判定に使われることを知っているかのようにそれが確認できる写真を掲載して、価格面でも本物であるかのように売っているのは、偽物の存在を知っていて抱き枕カバーの金額感が分かる人を意識していると思います。
      あとからでも売れる人気絵師さんのカバーを中心に扱ったり、同じ絵柄を複数枚出品している点を鑑みると、入手時点で他の人に売る気があったのかなぁという感じもしています。

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